【盗鉄】車両部品盗難事件に思う事…
初版 2021/03/03 13:01
本来の「モノ日記」の使用方とは違うかもしれませんが…
最近、鉄道車両の部品盗難に関するニュースが話題になりました。
近日引退する185系特急型電車、大井川鐵道の客車など…
特に、私が収集する「行先表示器」「方向幕」についても、
ニュースなどでワードが出ており、非常に驚いております…
個人的な見解としては、
①大井川鐵道の客車など特定部品については、コレクターによる窃盗。
もし、この車両の部品が、部品店やネット環境に放出された場合、
すぐに出所が特定されてしまいますので、コレクターによる窃盗です。
大井川鐵道の客車は、これから復元・運用が計画されています。
報道によると、車掌スイッチ(客車の扉を開閉させるスイッチ)まで
持ち去られているとの事なので、せめて、直接車両の運行に必要な
部品くらいは、返却した方が良いと思います。
※留置車両に勝手に立ち入り、備品を持ち帰る事自体が「犯罪」
である事を前提とした話です。
②現行の特急電車からの部品盗難は、「転売屋」によるもの。
いくらコレクターでも、現役の車両から部品を持ち帰るのは、
非常に勇気が必要です。しかも引退間近で、他の「鉄」も多い。
他人にすぐにバレてしまう方向幕は、一層、抵抗があると思います。
一昨年の秋頃から、鉄道部品市場、特に方向幕・行先表示器に関して、
相場が一気に跳ね上がりました。
この相場の上昇が、転売屋の目に留まったのだと、私は考えます。
フリマやオークション、鉄道部品店では実際に、鉄道車両用の扉の鍵、
客室側から方向幕の蓋を開ける鍵などが、販売されています。
直接の要因はわかりませんが、元々鉄道廃品を一般に払い下げる、
鉄道会社や子会社の「即売会」での、転売防止の為の価格の引上げが、
関係していると思います。
私が収集を始めた頃は、鉄道会社の車両工場などで開催されていた
「鉄道部品即売会」では、方向幕一本500円、表示器付きでも
3~4000円程度でした。そもそも、まだ表示器付きの車両が
廃車解体されていない時代でしたから、即売会で販売されている
表示器は、故障して車両から外された物が多く、ほとんどが
売れ残っていました。
現在は、廃車解体、更新される車両から外された部品が主流ですので、
鉄道廃品は現役当時のように「動作」させる事が可能です。
わざわざ罪を犯してまで、現行車両から持ち帰らなくても良いのです。
※鉄道車両は、故障により廃車されるのではなく、老朽化による
新型車両の導入で、通常使用できる状態で廃車解体されます。
鉄道部品は、今まで多くの人の、夢や希望を運んできた、鉄道車両の
「形見」です。我々「部品鉄」は、通常業務以外の「廃品回収」を
してくれる現場の方、販売してくれる方、それら全ての方に感謝し、
粛々と収集活動をしなければならないと、考えます。
今後も末永く、我々一般人にも「形見分け」をしてもらえるように…
#2021
Peak2
2021/03/10うーーん 良い日記ですねー
1枚目の画像綺麗だな~
「部品鉄」という言葉もはじめて聞いて印象的でしたが
「盗り鉄」?というのも。。凄い言葉だ~
この世界も時代に沿って
いろいろ変わってきてるんですねー
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おまつ。
2021/03/10こんにちは、コメントありがとうございます☀
数ある鉄道マニア「鉄」のジャンル(撮鉄、乗鉄、音鉄など)の中でも、
一際地味で異彩を放つ「部品鉄」ですが、こうして良くないニュースで知られるのは、残念ですね…😢
また宜しくお願い致します✨
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