TOMIX 200系200番台先頭車ピンストライプ化
初版 2023/04/06 23:12
TOMIXの200系200番台F編成製品の先頭車を元に、H編成用のピンストライプ塗装に仕立てた先頭車を作製してみました。
ここでは筆者の行ったピンストライプ化の様子をご紹介します。
こちらが元となる200番台先頭車。
ご覧の通り、F編成用の太い緑帯が1本通っている。
H編成用の太線はこの帯より細いので、この帯を活かして太線の太さまで帯幅を狭める。
まずは太線として残す部分のマスキング。
5mm幅に切ったマスキングテープを帯の中心に沿って貼る。
その際、客用扉部分が一段凹んでいてマスキング不良を起こし易いので、この部分に予め5mm×4.5mmに切ったテープを貼り付けておくと良い。
続いて帯の塗装剥離だが、今回使用したのはこちらの除光液。
元々家族が使っているものでそこらのドラッグストアで買ってきたものらしい。
これを脱脂綿や綿棒に含ませてマスキングテープからはみ出た緑帯を拭き取る。
画像の除光液はノンアセトンタイプで、他にもアセトン入りタイプや模型用塗料の薄め液なども試してみたが、前者はアセトンにより模型のモールドが潰れ、後者は緑帯を落としてる間に地のクリーム塗装まで剥がれるという結果になったので、ノンアセトン除光液が最適かと思われる。
それでもやはり無闇に拭き取り捲るとクリーム塗装が剥げてしまうので、最小限度の拭き取りで緑帯を落とすようにする(慣れるまで不要な中間車などで練習しておくと良いです)。
塗装剥離後、マスキングテープを剥がすとこんな感じに。
客用扉などはどうしても剥離残しが生じてしまうが、深追いするともっと酷いことになるのである程度で妥協が必要。
次にピンストライプ塗装用のマスキング。
目安としては太線の下に1mm分間隔を空けてその下に1mm幅のピンストライプが来るようにマスキングする。
飽くまで目安なので、実際にはH編成製品の塗装と見比べながら微調整し適切な位置にテープを貼ることになる。
先端のマスキングは、太線の傾斜に沿って真っ直ぐにテープを貼り、ピンストライプの先端が太線の傾斜と同一直線上になるようにする。
ピンストライプの塗装には、筆者はこのFARBEの緑14号缶スプレーを使用した。
この缶スプレーはTOMIX 200系の緑帯の色味を完璧に再現しており、嘗て筆者が200系K31編成を作製した時にも使用している。
入手性が悪いことが難点ですが、缶スプレー塗装で仕上げたい方には是非こちらをオススメします。
塗装後、マスキングテープを剥がしたものがこちら。
塗装がヘタクソなのは筆者の腕の問題だが、色味は完全に一致していて違和感は感じないと思う。
F編成のJRマークとH編成のJRマークとでは大きさが異なり、1号車の221-200に関してはそのままだとJRマークが大き過ぎる。
一応太線の内側に収まるサイズではあるのでそこまで不自然には感じないが、筆者はインレタを持っていたので折角なので修正してみた(一旦客用扉から車端までの太線を剥離し、缶スプレーで太線を新たに塗装し直しています)。
画像の手前が修正前、奥が修正後。
地味な箇所だがやはり修正した方がそれらしくなる。
…って、なんで2本持ってんの???
実は200番台のピンストライプ化は今回が2度目で、1度目は200番台製品が発売された直後くらいに既に行っていた。
しかし、当時はまだ手法を手探り状態で、帯の剥離にアセトン入り除光液を使用した所為で各種モールドが溶け、クリーム塗装も剥げて、画像のような悲惨な状態になってしまった。
今回は新しく種車を用意して何とかリベンジを果たし、1回目の方のボディは切り継ぎで2000番台の顔修正にでも使おうかと考えている。
ということで、ピンストライプ塗装200番台の完成!!!
本当であれば製品として出していただきたいところですが、まあこうして素人工作でカバー出来る訳なので許してあげましょう。
もし今後製品が出た場合は躊躇いなく買い替えて、コイツも2000番台の顔修正に回します…w