サクッとわかるコロンブス切手

船のテーマは切手でメジャーな一つ。
私は帆船切手を少し集めてました🚢

船テーマの切手カタログを持ってたことあり。
カタログを見てると…
ある特徴のようなものに気づきます。。。

それは、コロンブスがテーマな切手ってたくさん出てる~こと。

大航海時代の口火を切った、
伝記にもなり・・・
子供の頃、その物語を読んだことある人がいるかもしれませんね。

そんなコロンブス切手は1992年にたくさん出ています。

新大陸にたどり着いた1492年から、
ちょうど500年を記念し世界中から出されたもの。

逆に言うと、
それ以外の時期は…ほぼ出てないと思われます(^^ゞ

何らかを記念して出される…
というのが切手の特徴であります。

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そんなコロンブス切手の中で、
お気に入りなのがこちら。。。
どこか劇画チックな絵柄。

サンタマリア号にコロンブスの横顔（上）…なんか、、できあがってる（←そこ😆）

で・・・
コロンブスわかるけど、あとの人誰?ってなことになるんですが、続いて


☆ピンタ号の船長＝マーティン・アロンソ・ピンソン（兄／左下）

☆ニーニャ号の船長＝ヴィセンテ・ヤニス・ピンソン（弟／右下）


って人物が載ります。

コロンブス最初の航海に協賛してくれた兄弟で、このテーマな切手でときおり載ります
（コロンブスの縁者ではない）。

元になる肖像画が残っており、そんなイメージを踏襲しとります。

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そんなコロンブスの物語…
ザックリ話しますと。

肩書きはイタリア・ジェノバの商人。
都市国家の多かったヨーロッパなので、
ジェノバ人…というのが当時の見られかたとのこと。

幼い息子を連れスペインへGO。
とどまりつつもチャンスをうかがい、
ようやく航海に出られたのは30代が終わる頃。

その間、コロンブスはお隣…
ポルトガルにも、自分の航海後押しを提案してます。

海洋王国ポルトガルは、
当時…スペインよりも航海にかけてリードしている国だった。

計画は・・・

大西洋に出て西へGOOO~~👉

マルコ・ポーロが記してた、
中国の先にある黄金の国・ジパングへ!✨🗾
行きたいんじゃ~と、目指してたのです。


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👉マルコ・ポーロ…
1200年代のヴェネツィア商人。
若い頃、ユーラシア大陸を旅し、中国へたどり着く。
彼の残した旅の紀行文『東方見聞録』は、その後のヨーロッパ人たちに影響を与えた。
その中で、中国の先に黄金がわんさか出るジパング（＝日本）がある!と記述し、ロマンをかき立てた。
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ところが！

当時ポルトガルは、
東回りでインド（香辛料が目当て）に向かうルートを模索中でありました。

それはアフリカをぐるーーっと回り、
南端の喜望峰を通りインドへ向かう…

という長~~い道のりですが、
陸づたいで海をまわれる航路でありました。


そんなとき、
コロンブスは逆の西回りルートを提案するわけです。

もし海が続いてるならば…
西からでも行けるはず！😤

しかーし、誰も海の果てを知らない当時。
未知の冒険であり、ただでさえ危険な海上はリスクが大きく。

まずまず確立しつつあるルートで満足していたポルトガル。
あえて冒険に賭ける話には乗れなかった
（よくある話ですね→ﾊｲ😅）


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👉ちなみに、そんな日本へ最初にたどり着く西洋人がポルトガル人。
インドを通り→
マレー半島を通過→
最も遠回りして流れ着いたよ種子島~♪
エキゾチックジャパン!歴史ではこんなことも起こるんですね😁
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一方スペインは…
当時、国内がイスラム勢力に占拠されており。
国土を奪い返すため、それどころじゃない状況になってました💥

それが終わるまで、
コロンブスの提案はお預け…という感じに。

ようやくスペイン女王の許可を得るも、
得体の知れない怪しい人物…と思われてたコロンブス、、

異邦人な彼のための船がない、
協力しようという船乗りがいない。。。

そんなとき協力を買って出たのが、
この地の有力者ピンソン兄弟。

彼らはカナリア諸島（アフリカに近いスペイン領の島）の交易で財を成しており。

その過程で、
不思議にも西から流れつく海藻の存在に気づいていた…?かもしれません😁

この海藻はどこからやってくるのだろう?
（妄想タ~イム👆）

もしかしたら遠くない先に…
まさかあれほどの大陸とまで想像しなかったにせよ、
なにか未知の島があるのでは、、、?!

そうなればさらなる商機じゃん😏👍

という船乗りのカン+欲
みたいなものがあったのかも。そうでなければ、危険な海には漕ぎ出せない💧

そういう中でコロンブスの計画を知り…
んで乗った!みたいな。


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👉サルガッソー海は、ホンダワラという海藻がワサワサ茂った海域。
帆船時代には、ここに船がはまると抜けられず、遭難すると言われていた…。
恐怖のバミューダ・トライアングルは…この頃まだないw
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そんな助っ人を得て1492年8月、
スペイン・パロスの港を3隻で出発。

当時の帆船…なにより風が頼り。
貿易風に乗り、その年10月ついに！
ある島へとたどり着きます🏝

グアナハニ島…

カリブ海にあるキューバやハイチ、ドミニカに近い小さな島でした。
住民はタイノ族というインディオ。


コロンブスは書簡に、
❝純粋で親切な、あたかもエデンの楽園かと思うほど・・・寛大で平和な人々❞と。

一方でこうも書いてます、、、
❝彼らは御しやすく、スペイン人のよき労働力になれるだろう❞とも。


やがてアメリカ大陸の発見を経て、
その後のスペイン征服者たちにより、
新大陸の膨大な富が、スペインにもたらされることとなります。

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コロンブスに発見された島々はその後どうなったのか・・・。

ドミニカに作られた最初の植民都市（首都・サントドミンゴ）が世界遺産になっています。

この町は、まさに彼によって造られた歴史を持っており。

しかし、
その発見から数十年と経たないうちに…
先住民は労働に駆り出され。

中でも船乗りたちの持ち込んだ…
はしかや天然痘・ペストによって、ほとんどが消えていくことになる。

先住民が唯一、
ヨーロッパ人に逆襲できたものがあるとすれば…それは梅毒だそうな。

インディオの多くが持っていた梅毒が、
これを機にヨーロッパへと広まることに。

未知の者が知り合うとは・・・
イコール＝感染症の交換会をも呈していた💧というのがなんとも悲劇であります。

先住民がいなくなったカリブの島々に、
続いて連れてこられたのがアフリカの黒人奴隷たち。

今も島々の住民が黒人であるのは、
そのためです。

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コロンブスのその後といえば…
不遇な晩年を送ったようですが、
彼の冒険はどれほどの影響をもたらしたのか。

アメリカ大陸…
といっても、彼は北米大陸を見ていません。
もう少しでフロリダ半島だったのに・・・
惜しい💧💧

しかし亡くなるまで、
自身が探索した場所はインド・中国か日本の一部だと信じていました。

皮肉だったのは、
この新大陸のデカさも、
さらにその先にある太平洋の存在も。

そうしてようやく憧れだったジパングがあることも…
知らずに世を去ったことかもしれません。

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ところで、
スペインの紙幣がかつて表と裏で
コルテス（アステカ王国征服者→現メキシコ）と、
ピサロ（インカ帝国征服者→現ペルー）であったらしく。

そんなところからも、
歴史への誇りはソコなんだなと思っちゃいましたね。

歴史を刻んだ者たちの輝かしい時代。

しかし、
スペインの栄光とはうらはらに…

これら島々に、
かつて楽園の住人が暮らしていた名残りを示すものは…
わずかしか残っていないのです。