ベンチャーズ 国内盤ディスコグラフィ 25cmLP編
初版 2023/03/28 05:53
25cm盤のことを、年季の入ったコレクターは「といんち盤」(10 inch盤)と呼んでいた。SP時代は歌謡曲やポピュラーの片面1曲盤(シングル)サイズとして親しまれていたようだ。LP時代の「といんち盤」は、30cm盤が広く普及するまでの橋渡し的な役割を担っていたが、LPやステレオが市民権を獲得するにつれて、徐々に市場から姿を消していった。
東芝のカタログで最終新譜を調べて見た。
クラシック 1963年12月新譜 SCD-1013 ブラームス/ドッペル・コンチェルト
洋楽 1964年1月新譜 BR-5001 カントリー・ムード/ビリー・バード
邦楽 1965年4月15日 TP-5005 日本のメロディー(箏,三味線)
学芸 1971年10月5日 TC-5302 ピンポンパン
純邦楽 1973年9月新譜 TH0-6107 清元(おどり用)
子供向けや純邦楽の領域では、1970年代に入っても、一定の需要があったようだ。
東芝からのレコード発売が1962年だったベンチャーズも、数は少ないが「といんち盤」が発売されている。何と言っても独自のジャケット・デザインが最大の魅力になっている。
ここでは、コンピレーション盤も含めてまとめてご紹介したい。