ベーゴマ考19 『がんばれ赤胴鈴之助シリーズ』

初版 2022/08/30 00:14

改訂 2022/08/30 00:14



ベーゴマ考19『がんばれ赤胴鈴之助シリーズ』


昔からベーゴマの表記に赤胴鈴之助シリーズがあることは分かっていた。

しかもこのシリーズ中々手に入らない


私は剣道をやっていた為か、

赤胴鈴之助はなんだか親近感があった。


剣をとっては日本一に

夢は大きな少年剣士

親はいないが元気な笑顔

弱い人には味方する オー

がんばれ たのむぞ

ぼくらの仲間 赤胴鈴之助


なぜか歌まで歌える…だから年齢詐称とか言われるんやw


漫画:赤胴鈴之助

作者・福井英一・武内つなよし

掲載誌・少年画報

発表号・1954年8月号 - 1960年12月号



漫画で火がつき、ラジオドラマになる


1957年1月7日から1959年2月14日までラジオ東京(現・TBSラジオ)で放送。

全42話。日本水産の一社提供。

当時小学生であった吉永小百合さんのデビュー作


キャスト(ラジオドラマ)

* 金野 鈴之助(赤胴 鈴之助)(声 - 横田毅一郎)

* 千葉 周作(声 - 久松保夫)

* 頓吉(声 - 古宮英昭)

* 竜巻 雷之進(声 - 宝田明 → 加々見良一)



そして1957年から1958年にかけて大映製作の映画9作品が公開された。


梅若正二編

* 「赤胴鈴之助」(1957年)

* 「赤胴鈴之助 月夜の怪人」(1957年)

* 「赤胴鈴之助 鬼面党退治」(1957年)

* 「赤胴鈴之助 飛鳥流真空斬り」(1957年

* 「赤胴鈴之助 新月塔の妖鬼」(1957年)

以上モノクロ以下カラー

* 「赤胴鈴之助 一本足の魔人」(1957年)

* 「赤胴鈴之助 三つ目の鳥人」(1958年)

キャスト

* 赤胴 鈴之助 - 梅若正二

* しのぶ - 中村玉緒

* 竜巻 雷之進 - 林成年

* 千葉 周作 - 黒川弥太郎



さて、この赤胴鈴之助シリーズベーゴマがいつ作られたかであるが、

漫画のヒットから、

ラジオで大流行して、映画化されたことから

1957年(昭和32年)ごろと考えるのが自然であろう


ここでは、表記の意味を考えてみたい

・赤胴→主人公

・鈴之助→主人公

・偽赤胴→必殺技真空切を使う透明剣士

・豚吉→ラジオドラマにでてくる頓吉の意

・周作(未収)→千葉周作

・雷之進→鈴之助の兄弟子

・透明→17巻透明剣士

・おかぐ婆(未収)→透明剣士と出てくる催眠術をつかう怪しい老婆のことか

・真空切(未収)→鈴之助の必殺技

・月虎(未収)→12巻〜13巻にでてくる怪人「月夜の虎」のことか

・玄海→72年のアニメに幽霊船の大決闘(闇の三兄弟(仁王)、桔梗太夫、玄海丸との表記があることから。漫画の時代やラジオドラマにも出ていたキャラだと思われる


今の今まで

「透明」は

円谷英二が手がけた

映画『透明人間(1954東宝)』のことだと思っていた。

おなじころ、透明人間がヒーローとして登場しているのである

しかしながら、

赤胴鈴之助を調べていくうちに

透明剣士がでてきた。











17巻あらすじ には、偽赤胴と思われる透明剣士、おかぐ婆と思われる催眠術を使う謎の老婆がでてくる


こどもたちのヒーローやブームをベーゴマの表記にするとした場合、

映画の透明人間よりも

赤胴鈴之助の敵役であった

「透明剣士」のほうがしっくりくる。

※じつは映画の透明人間も正義の味方です


よって、赤胴鈴之助シリーズは全11種だと思われる。


ただし、疑問は完全にははれない

・透明が映画なのか、透明剣士なのか

また

・おかぐ婆の正体→名前はネット上でどこを探してもない。


そのため、間違っていたら誰か教えて欲しい。

なぜなら、私が生まれたのは

赤胴鈴之助のブームから20数年後だから!


おかぐ婆が

催眠術をつかう敵ではなくて

赤胴鈴之助のおばあちゃんとかだとまずいw


こりゃ全巻読まないとわかんないなw

誰か教えて


そして

未収の

周作・月虎・おかぐ婆・真空切

これはいつか手に入れたいなぁ




#昔遊び研究

#ベーゴマ

#伝承遊び

#赤胴鈴之助

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