鉄道の遺跡を発掘せよ!! 星の町で星の列車を発見! 山陽本線 下松駅
初版 2019/09/12 20:11
改訂 2022/09/07 09:03
約一年ぶりの遺跡シリーズです!
星の町で星の列車を発見!
徳山駅で数々の乗車位置案内を発掘し、お腹いっぱいということですが、関鉄に言われていた下松駅へと向かうことにしました。
山陽本線 下松(くだまつ)駅
山口県にある下松市は周南市と光市に挟まれており、両市とともに周南地区を構成する市の一つである。沖には、笠戸島を配し、大きな内海を抱えたような地勢を形成している。瀬戸内海沿岸には重化学工業の工場が立ち並び、港湾は周南市の徳山港とともに徳山下松港と称され、国際拠点港湾に指定されている。
そんな下松の代表駅である、下松駅山陽本線の駅で山陽新幹線のルートからは外れてしまっていますが、道路の整備に伴い、郊外型商業が目覚ましく発展し住宅地としての人気も高く、山口県の基準地価順位(住宅地)においては上位にランクしている地点もあることもあり、利用者は衰えません。
かつては下松市の玄関駅として数々の優等列車が停車していました。
下松駅に到着しました。
よく都市で見られる橋上駅舎タイプになっています。
あ、そうそう、この町で忘れてはならないのは日立製作所笠戸工場があるんで、このような看板が建てられています。
日立製作所では、日本全国の列車を新幹線からJR・私鉄を幅広く製作しています。
あの愛知の犬山にあったモノレールも笠戸工場製だったんですねえ。
さてホームに向かいましょう。ちなみに駅舎タイプは都市にある橋上タイプですね。
では入場券を購入し、まず大阪方面の2・3番ホームに向かいましょう。
ありました!これが噂の金星です!さっそくですが9号車を発見!!
まだまだ残っていたんですね。
おや?金星の横にはという文字が確認できます。
これは、おそらく特急はとのものではないかと思われます。関鉄の言ってたはとはこれかあ!!と頷きました。
さらにこの大阪方面逆側、ホーム奥の九州方面西へ向かってみましょう。
8号車!!(うっすら金星、はとが見えますね)
こ、これは!?判定不可能・・・
7号車!!
うっすら確認できますね。
ほとんど消えてますが6号車です。
5号車は見当たらず4号車!!
だんだん消えかかっていってます。3号車!!
2号車!!
ほとんど見えないけど1号車!
ホームの先に来ましたが、金星はホームいっぱいに停車していたんですね。
次は引き返します。今度は大阪方面へ。先ほどの9号車位置より奥にい行きますよー。
と、ありました。10号車。
583系の金星なら12両編成だったので、まだ先にあるなあ〜と思ってさらに進んだその時!!
ピーガー(いびつなスピーカーの音)
「この先にはホームはございません。この先は工事中です」
Σ(゚д゚lll) うわっびっくりした〜!
現在、このホームは改良中で(2018年現在)どうやらこれ以上、先に行けない様子。
うーむ、ホームが改良すると遺跡がなくなってしまう可能性が高い。もしかしたら今のうちに見ておいて良かったのかも。
もうこのホームは、ほとんど発掘したので1番ホームへ向かいます。
1番ホームです。さっそく探しましょう。
さあ!探索だ!・・・・・・・・・・・アレ?ない!このホームどこを探してもありません!
どうやら1番ホームには何も残ってないようです。
ちなみにですが、つい最近、神戸駅に古い駅名標があった。と話題になりましたが、実はこの1番ホームにこの駅にも古い駅名標が存在しました。が・・私が行った時には、すでに撤去済み。盗難防止!?
http://livedoor.blogimg.jp/un_journal-chapitre_deux/imgs/c/4/c4a7422a.jpg
↑ありし頃の駅名標
さて、下松市なんですが町の由来は推古天皇3年(595年)、鷲頭庄青柳浦の松の木に大星(北辰星ともいわれる)が降りてきて7日7晩輝き続け、「この地に百済の王子がやって来る」とのお告げがあった。その3年後、百済から聖王第3王子の琳聖太子が当地を訪れたという。この霊験に民衆が社を建てて大星を祭った。松に星が降ったことから「くだまつ(下松)」と言われる、との説がある。(Wikiより)
まさに地名とこのホームに残る、惑星の名前の金星とマッチします。このホーム遺跡はぜひ残して欲しい!
さて、下松駅を後にして、お次は柳井駅へと向かいます。
#鉄道の遺跡シリーズ
Railwayfan
ご覧いただきありがとうございます。
ローカル地方に住む鉄道ファンです。
鉄道モノならば、部品からグッズ、鉄道模型、プラレール、鉄道チョロQ等を集めております。
また、私のミュージアムでは、かつての東京の交通博物館や大阪にあった交通科学博物館のような鉄道を主力としながらも、車や飛行機、船といった乗り物系の資料の展示公開をコンセプトとしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
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Railwayfan
2019/09/12寝台特急 金星
名古屋駅~博多駅を結ぶ電車寝台特急として1982年まで運転された。月光型と581系および583系を使用していた。列車の名前の由来は天体の金星。
https://youtu.be/QpFlUOp84a0
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塚原ユズル
2019/09/12ザ・マニアなこのシリーズ、大好きです!😆👍
内容はよくわからないですけど。
6人がいいね!と言っています。
Railwayfan
2019/09/13ありがとうございます^_^
約一年ぶりの遺跡シリーズとなりました!
鉄道博物館に展示してある物も貴重なんですが、実はまだ駅には遺跡のように過去の産物が残っています。
ホームの床に書かれた乗車位置案内は、過去に優等列車などが停車していた名残でして、優等列車がなくなって何十年たった今でも残されている貴重な鉄道資料です。
これからも、鉄道遺跡シリーズをよろしくお願いいたしますm(_ _)m
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nocturnalclan
2019/09/13下松には今から18年程前に仕事の
関係で1年間住んだ事があります。
駅の様子が懐かしいです。
専門外なので乗車位置案内についての
記憶は曖昧ですが
そう言えば足元に見た様な気もします・・
此処の橋上駅舎は山口県内初の物
だと聞いています。
しかも当時は山口県内唯一でした。
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Railwayfan
2019/09/13コメントありがとうございます。
下松市は工業地帯ながらも、瀬戸内海の絶景を一望できる良いところであります^_^
ショッピングセンターも各場所に健在してて住みやすい場所です。(くだまつ健康パークなんかもありますね)
なるほど,。下松駅は山口県初だったんですね!現在は近隣の徳山駅を始め、岩国駅、新山口駅、長府駅も橋上駅舎化されました。
nocturnalclanさんが足元の乗車位置案内を見られた頃はおそらく、まだくっきり残っていたと思われます。
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mj0129
2019/09/13おお~。このシリーズ、楽しみにしておりました!車輌工場は、前に何かのテレビで見たような気がします。東京メトロの新車輛をJRで運んでいたような?
金星は、存在自体忘れていました。。。なつかしすぎるっ!
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Railwayfan
2019/09/13コメントありがとうございます。
お待たせしました!約一年ぶりの遺跡シリーズです^_^
下松市は日立製作所の笠戸島工場がありまして、数々のJR、私鉄車両を製作し世に送り出してきました。この工場の車輪置き場の横に県道が通っていますが、この横からちょっとだけ日本各地の新幹線を見ることができたりします。前は北陸新幹線がありました。
仰る通りJR本線を経由して全国に送り届けられる車両もあれば、船に乗って届けられる車両もあります。
金星は名門の列車でしたね(*^^*)
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mj0129
2019/09/13ノスタルジーを感じますね~。同じ山陽新幹線沿いですが、姫モノ高架跡を辿った事があります。便利な世の中になりましたが、何かと引き換えに失ってしまったモノがあるような気がしました。
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Railwayfan
2019/09/13 - 編集済み姫路モノレールの廃線跡を辿ってらっしゃるとは!凄く羨ましいです^_^実は私も山陽新幹線に乗車すると見ることができた姫路モノレールの廃線跡を見に行こうとしてますが、寄る機会がなかなか無くて、まだ行ってないです。大将軍駅も気になってましたがこれも解体されてしまいましたね。この廃線の記録の表紙に載っているのは、手柄山ですね。手柄山にモノレールが保存されて公開されたりしてますが、これは見てみたいです。
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