初めて購入したもの
初版 2022/03/06 17:03
1973年、当時小学校6年生であった私は、広島県福山市に住んでいました。
サラリーマンであった父が土曜日の仕事を終えたあと、午後から両親に連れられて高知に旅行に行きました。両親とも車の運転はできませんでしたから、鞆の浦からフェリーで多度津にわたり、単線の土讃線で高知に行ったので、土曜日は旅館に泊まっただけで、翌日観光タクシーで市内をまわったように記憶しています。
この「闘犬」は桂ヶ浜あたりのおみやげ物屋で購入したと思います(もう半世紀前のことなので、記憶が曖昧です。汗)。
この頃郷土玩具に興味を持ち始めたのですが、高知県の郷土玩具の知識など一切なかったので、これでいいのかなーと思いながら買いました(親に買ってもらったのかもしれません)。
ということで、これが私の収集の原点となる郷土玩具です。
#思い出
中倉山麓東向き
各地に伝わる「郷土玩具」はその地域固有の環境や時代背景により生まれ、継承されてきました。
現在は、年賀切手のデザインに採用されることにより一時的に注目されることはありますが、多くの郷土玩具は私たちの生活に密着しているわけではないので、製作者が亡くなったり廃業されたりすると、後継者もなく、二度と目にすることができなくなるということが起きています。
一方、これまで郷土玩具を購入するには、現地に行くか、観光・物産展のようなところで探す等、限られた方法しかありませんでしたが、インターネットの普及により、本や雑誌・テレビでしか見ることができなかったお気に入りをオークション等で、手に入れることができるようになりました。
きちんと郷土玩具を収集するには今しかないと考え、乏しい予算(小遣い)のなか、少しずつ集めてきましたが、これまで収集したものをここに紹介していきます。
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