パラゴムノキ

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ブラジル 1984年

Wikipediaより引用
学名:Hevea brasiliensis
トウダイグサ科パラゴムノキ属の常緑高木。幹を傷つけて得られる乳液は天然ゴムの原料となる。
原産地はアマゾン川流域で、雨季には増水した河川によって水没するバルゼアと呼ばれる浸水林に生育する。種子は水に浮き、雨季に増水した水の流れに乗って分散する。

樹高は30mに達する。葉は3枚の小葉からなる複葉。幹には、樹皮と篩部の間に乳液管が地面と30度の角度で右まわり螺旋状に上っており、ここから白または黄色の乳液が得られる。樹齢が5-6年になると乳液の収集が行われる。乳液管と直交するように、木の生長を阻害しない程度の深さに幹に切り込みを入れ、流れ出る乳液を容器に集める。年長の木ほど多くの乳液を出す。

1990年の天然ゴムの世界生産量は494.8万トンで、主な生産国はマレーシア (29%)、インドネシア (26%)、タイ (19%)である。

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