スイスの機関車をいじろう…の巻

初版 2024/12/18 13:41

改訂 2024/12/18 20:37

先日の日記でご紹介したアプト式(※)登山鉄道の電気機関車。

(※先に書いたようにラック式登山鉄道が全てアプト式ではなくアプト式はその方式の一つ👆)

歯車⚙️で急坂をグイグイと…

…登っていきます👍

この鉄道模型は、ほぼスイスの登山鉄道系に特化したドイツの模型メーカー、ベモ(BEMO)社の専売特許的な模型でして、スイスに多い軌間1,000mmのいわゆる「メーターゲージ」を、縮尺1/87のHOスケールで再現した「HOmゲージ」と言います。

(※日本は狭軌の1,067mm、世界標準軌は日本の新幹線もそうですが1,435mmという線路幅。ちなみに京王線と都電は特殊で馬車鉄道の名残で1,300mm)

 * * * * *

さて、スイスの鉄道が好きだった父ですが、このべモの鉄道模型を大量に遺して逝きました。

ベモ社の車両は高価なので新品を買おうとするとなかなかですから、遺しものはとても有り難く…。

今回坂道をグイグイ登っていたのもそのうちの1両なんですが、、、

買ってきたままの新品。手付かず。

そして、BEMOもそうですが、この手の欧州の鉄道模型って、なんと言いますか、半完成品というか、、、手すりとかブレーキパイプ等の細かいパーツが後付け、つまり、買った人が自分で付けてください…と。

これが結構メンドウ😅

メーカー側の手抜きでもありますが、これをメーカー側でやるとコストがさらに上がるわけで…、、、

でも、なかなかの細かさで取り付けにはけっこうテクが要ります。

ということで、

こういう手すりとか、前面のブレーキパイプなんかを付けていきましょう。

まず、車体を上下にばらします。

4箇所のこのビスを抜くと、

車体が外れます。

内部の基板みたいなところ。

ここをイジると架線集電方式に切り替わります。(※詳しくは別途解説)

フライホイールもあってよくできた作りですね。スムースに走るわけです。

側面の手すりから取り付けていきます。

前面にはブレーキ管などを付けていきますが、

差し込んだら

裏から接着剤で固めます。(表につけるとボディにはみ出す)

で、裏に出っ張った分はカットします。

そうしないと、こうやってシャシーがはまりません。

ちょっと戻りまして、スノープラウ。

説明書には「ラックレールに当たる」と書いてありましたが、試しにやってみたところ、

この機関車では大丈夫でした。

外れないように木工ボンドで固めて、と。

はい、できました。

精密感アップ!

…って、私にはけっこう楽しいのですが、普通の人には面倒でしかないでしょう(笑)

最初から組んであってこその「完成品模型」なのでは…。ま、いいけど。

氷河急行を引く、BVZツェルマット鉄道のHGe 4/4 Ⅱ型電気機関車「マウント・富士」号🗻 BVZの5号機なんですと。

日本の富士急行鉄道(いわゆる富士急)が、1991年にスイスのBVZツェルマット鉄道と姉妹鉄道の縁を結んだことを記念して、この5号機に「富士山号」と名前が付けられたそうで。(なお、この縁がさらに発展し、2015年には富士河口湖市とツェルマット市が姉妹都市になったんだとか)

我が家の鉄道に入線したラック式1号機関車です👍

つづく

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T. S

I am a collector....

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