またもや楽しいビール貨車の修理遊び、、、
初版 2020/02/09 23:21
改訂 2023/08/05 09:58
またもや楽しいビール貨車のレストア作業です。
先日、都内の某模型屋さんの中古コーナーで発掘した1両、ドイツ・メルクリン社製のクルムバッハ・ミュンヒスホフブロイのHOゲージのビール貨車ですが、
(1)前のオーナーさんにより過度なウェザリングが施されている
(2)バッファー(緩衝器)が1つ失われている
という状態です。
ウェザリングですが、ボディの墨入れはともかく、下回りにサビ表現で真っ赤に「何か」が多量に塗られています。
ビール貨車コレクションとしてはウェザリングは要りませんし、そもそもちょっと…な感じなので、まずこれをどうにかしましょう。
ラッカー塗料なのか、エナメル塗装なのか、はたまたパステルなのか分かりませんので、まずは綿棒と水でフキフキしてみたところ、少しは落ちることは落ちますが、取りきれません。
そこでエナメルシンナーで拭いてみましたが、少し落ちますが、、、それでも取れません。
となるとラッカーシンナー、、、ですが、流石にいろいろ問題ありますので(細かい表示の文字が消えちゃったり)、、、
方針転換。
上から塗装してしまいましょう。
文字の部分だけマスキングして、ラッカースプレーの艶消し黒でブヮーッと。
はい、解決です。綺麗になりました。
車体の下にも赤い錆表現が付いていて取れないので、こっちは削り落としてしまいましょう。
さて、お次はバッファー(緩衝器)の復活作業です。
部品採りの廃貨車からパーツを持って来ればあっという間に復活ですが、それではツマラナイので、、、作ることにしましょう。
まずはプラ材(タミヤの3mm丸棒)で軸部分を。
カッターでケズケズしてテーパーを出そうとしましたが、なかなか果てしない作業なので、まずゴリゴリとヤスリで削ってテーパー出しをしまして、カッターで削いで形を整え、最後にペーパーをかけて軸の完成。
そして緩衝器の面の部分。
0.5mmプラ板を適当に丸っぽく切り出し、先ほどの軸にくっ付けまして、集中力を注いで周りを削り、真円に整えていきます。
できました。
バッファーです。ほぼオリジナルと同じ大きさです。
取れ難いように金属線の芯を入れて車体に固定。
そして塗装をしまして(ファレホのアクリルの艶消し黒)、、、
はい、完成です。
…左の作り直しのほうが、よーく見ると0.5ミリくらい長い気もしますが、、、まぁ気にしない(笑)
ボディを載せたら分からんだろうw
メルクリンのAC3線式なので、車輪もモチロン交換してますよ。
今回はオーストリアのロコ社製の車輪(製品番号40199)を使いました。
これでDC線路も走れます。
#ビール貨車
#修理
#レストア
OER5200
2020/02/10T.S様
コメントを失礼します。
新製のバッファー、素晴らしいですね!
オリジナルと瓜二つな仕上がりで、教えていただかないとじっくり見ても気付かないと思います😳
良いものを拝見させていただきました!
ありがとうございます😊
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T. S
2020/02/10ありがとうございますm(_ _)m
正規の部品を使ってしまえばあっという間なのですが、敢えて手間をかけて手作りするところに自己満足的な面白さがありまして、、、。
いまのところ、こんな修理が必要な貨車はあと1両あるので、とうぶん時間つぶしのネタには困りません(笑)
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SSR (Shichijo-Shichihonmatsu-Rolling stock)
2020/02/10見事なレストアですね。参考になります!
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T. S
2020/02/10ご覧いただきありがとうございます。
上から塗っちゃったりかなり大雑把な作業ですが、きれいに100%元通りにすることを追求せず、最終的に見た目で問題なければ良いかな、と気楽に取り組んでいます。
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