ビール貨車にもいろいろあります、の続き…の巻
初版 2021/04/02 23:22
改訂 2023/08/05 09:58
週末まで待とうかと思いましたが、どうしても解明したくて本日さきほど…、、、
…分解の続きを開始!
また屋根を外し、、、ついに、前回(つーか昨晩の深夜)に行きつかなかった下回りとボデーを分解します。
じゃーん。
…?? な、なんだこの構造は。??
左右に円筒形のオモリ入れ?、そしてその内側に、なんと積載貨物のモールドが再現されていました。
何のため〜???
謎の貨物…、少なくともビールではナイ。。。
・・扉の隙間はこんなに狭いのに、こんな内側に再現しても中は殆ど見えないじゃん。…と。
…、ま、まてよ?
これはまさか…
グググ…あ!
開いた!
なるほど、この状態で長年放置されていたので、この扉の裏が日焼けせずに真っ白だったのか。
不覚…。そういう事に気付かないと…。
でもスライドの上下のレールの合わせが異常に良くて隙間もないので(このためキツくて扉板が膨らんでる…)、扉はボデーの一体品で少し開きかけた姿を再現してるものだと思ってたので、、、マサカ、扉がスライドして動く構造だとは思いませんでした。。。
そして、この前後のオモリ?のコラム部分↓↓↓
この写真だけ見ると装甲列車の模型みたいですが、、、単なる「オモリ収納スペース」?のようでした。
妙に凝った作りですけど、残念ながらギミックも何もありません…。電極など何も無し…。
色が左右で違うし…。
さて、もう少し分解します。
軸受部が別パーツになっていたり、カプラーの基部が内蔵式で床下に出ないように仕込まれていたり、、、凝ってます。
でも、部品点数が多い…(金型も多くなる)、その組み立て工数がかかる…など、いずれもコストアップ要因でしかなく価格競争力も落ちますので、商品としては余り合理的な設計ではありませんね。
…しかし、、、相変わらずメーカー刻印その他、何も手がかり無し、、、。
結局は、ドアがスライドして開くことがわかっただけでした。
側面の右上の2つ穴はいったい何なのだ???
ボデーの上が構造的に繋がってるのは、スライドドア部の肉抜きで弱い側面の構造をここで持たせるためでしたね、
しかしビール貨車では、側面のデザインが大事なのでドアの開閉なんて要らないんですけどねーーー。
製品化の時代もわかりませんが、だいぶ古そうな感じはします。
だとすると、扉が開くギミックはその時代としては画期的だったのかもしれません。
見えないところまであちこち無駄に凝った作りでした…。
そして結局どこの製品かも何も分からず…。
ネット検索で海外のビール貨車の写真を片っぱしから検索して同じ型のがないかと探してみたのですが、、、この「ドアがスライドして2つ穴のある貨車」は一つも見つかりません…。
謎は深まるばかり…。
どこの誰???
#ビール貨車
#謎貨車