スコットランドの砲兵隊を作ろう(その3)…の巻
初版 2020/09/08 09:13
改訂 2023/08/05 11:29
前回までに基本塗装と細部の塗り分けが終わり、いったん水性の光沢クリアーをスプレーして塗膜を保護しました。
しかし、このキットはおそらく30年、40年前の製品じゃないかと思いますが、よく出来たキットですね。ツボを抑えた作りやすさと言いますか、、、時代を超えた名作ですね。
ところで、砲兵の皆さんですが、、、
子供の頃から見慣れていた(でも作ったことのなかった)このタミヤの付属の人たち↑↑↑をやろうと思っていたのですが、、、
…倉庫の片付けをしていたら、買ったことすら忘れてたものがアレコレ出てきまして、、、
最近の精密な砲兵さんたちが出てきちゃいました。
しかも欧州戦線のも…。
これ↑↑↑は今回は使いませんが、半袖半ズボンの熱帯ユニフォームのほう、あれはまさに今回に使えるんですねー。
しかも、タミヤの裸ん坊たちは塗るの大変そう。(裸体の肉体をうまく塗る自信が…。)
うーん、悩ましい…。
しばらく悩みます。
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さて、砲のほうに戻りまして、、、
どんなマーキングにしようかな?と。
実は、いろいろ見てみると大砲にはあまりマーキングが施されません。
一部、マーキングの付いたものの写真もあるにはあるんですが、、、
ネットでいろいろ見ると…こんなのとか…、
…どうも、平時のお化粧のような気がします。
または展示用の…。
戦時は、大砲も入れ替わるからでしょうか?
牽引車にはイギリス軍の例の部隊マークが派手に描かれますが、砲そのものはほとんどマーキングなし。
つまんないですね。
こちら。
こちらは前面、砲身の左側にうっすら「D」の文字が、その背景は赤青の砲兵隊の印のように見えます。
その赤青の色分けがよく見えませんが、
Dは、第1中隊のAトループ、第2中隊のCトループ、第3中隊のEトループの4番砲の印だと思われます。↓↓↓
前方に見える牽引車にはマーキングありますね。でも、これ↑↑↑もなんとなく訓練時の写真クサイですね。
マークが何もなしでは模型的につまらないので、、、ここはあえてフルでマーキング入りにすることにします。
そうじゃないと作り甲斐がないですし、マーキング無しで○○部隊です、って言っても単に「…のつもり」になっちゃいますから。
そこで、スコードロンマークは例のWARPAINT誌から、大戦初期の歩兵師団を見てみましょう。
このミドル・イーストでいいのか少し疑問はありますが、年代ごとに分けて地域は欧州か中東かの2つしか無いので、これ↓↓↓を参考にします。
第155ラナークシャー・ヨーマンリー連隊は師団の2つの砲兵連隊のうち下位(ジュニア=Jnr)の方なので、上から4番目、「赤青の地に53番」のようですね。
王立砲兵(Royal Artillery)のベースカラーは赤と青で赤が上です。
そして、砲兵隊は中隊ごとに色分けマークが付き、また「何番砲か?」をABC…で標示します。
この連隊の25ポンド砲は、別資料によると「Cバッテリー」とありました。
つまり第3中隊(3rdバッテリー)のことです」。資料により中隊の並びを数字で書いたりアルファベットで書いたり、ややこしい…。
第3中隊は上図の右から2番目、左下が赤のの印がつきます。
これを背景にして、中隊の何番砲かの印として、、、
上の表の真ん中あたりにありますが、1番砲から4番砲までA.B.C.D…と重ねます。
今回は何番砲でも良いので、デカールのあるアルファベットにしましょう。
ここまでは手持ちのデカールやら塗装やらで何とかなると思いきや、、、問題は師団マークです。
第11インド歩兵師団のデカールは見たことありません。
ベースの黄色は塗装にて。
車輪のようなマークは、、、デカール自作するか(最近あまりうまく行ってないし…)、手描きしかないかな…。
赤青に53番も、
意外と無いかも…、、、むむむ
#スコットランド
#25ポンド砲
#ラナークシャー
#Muuseo模型倶楽部
T. S
2020/09/11 - 編集済み冒頭に、このキットは30-40年前のものではないか?と書きましたが、調べてみましたら、1972年から1976年の間に発売された一連のシリーズのうちの1つだそうです。
少なくとも45年くらい前に発売されたもの、ということですね。
当時は、スカウトカー、イギリス第8軍歩兵セット(だいぶ無茶なポーズの人たちでした・笑)、マチルダ戦車(初代)、SASジープ、M3グラント戦車、ブレンガン・キャリアー、クォード・ガン・トラクター、そしてこの25pdr砲と…、英軍キットの黄金期ですね。
そして、1977年、満を持して「MMシリーズNo.100」のキットとして発売されたのが『チャーチル・クロコダイル』だそうで…。
いい時代です。。。
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