鑑定士と顔のない依頼人
初版 2020/09/13 15:17
改訂 2020/09/13 15:44
書き始めた初日に閲覧数でTopを頂き、恐れ入ります。インスタ、Twitter、フェイスブック、そしてココ、MUUSEOそれぞれの特性や同期したメリットもやっと見えてきた。当初のMUUSEO趣旨は単なるメディアでなくラーニングだとお聞きしたが、絵画やモダンアートの招待制のCAMという機能もあり、近日中に初のギャラリーイベントなど開催されるそうな。コロナ禍事情、ZOOM飲みにレクチャーやライブなど、いかにもシドミードが描いたビジョン、「人と人とが直接顔を見て握手する出会いそのものはやがて儀式化されるだろう」を体現しつつあるように思える。
自宅の片隅で「勝手にシドミード展」から脱却し、きっちりとしたコレクション展示が実現したら良いなぁ。まだまだターンエーやブレードランナーさえ知らない世代が多いのでもっと啓蒙すべきなのか。
このまま絵画だと場違い?という印象は未だ捨てきれず、しかしアカデミックで堅苦しい美術界とは疎外感もあって良い距離感。気まま気楽に肩の荷もほぼないので、もう暫くは大阪での試作思案を続けながら絵画以外も色んな形でフロアを足していくのが楽しい毎日。シドミード没後何年よりも生誕90年祭に向けて。書き物をするとアタマの中もまとまるアウトプット、口頭でもスムーズになっている。暫くこういった活動をしていなかったので記録代わり、自分への手紙のつもりで執筆のきっかけに。
コレクションし始めるきっかけはアート、ホンモノのある生活に幼い頃から浸ってきたからだ。書や墨絵、うつわに囲まれて育った延長線で、今は自分好みの作品を仕事場やリビング、玄関はいっぱい。ジョン・バーキー、ピーター・リンドバーグ、斎藤三郎、古沢岩美、奈良美智がお気に入り。
コレクションとは癖(へき)という習性、病なのだな。留まるところを知らない。終わりや満足とは無縁で始末が悪い。先日、とても苦い渋い痛い恐い切ない映画に出会った。大好きで何度観ても観るたびにポロポロ泣いてしまう「ニューシネマパラダイス」の監督が撮った映画「鑑定士と顔のない依頼人」。コレクターにこそ是非見て欲しいエンタメ作品、是非。
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SydMode
シド・ミード オフィシャル・アーカイブ学芸員
日本エージェンシー
1984:コレクション開始
1987:シドミードと文通を開始
2017: 画集「MOVIE ART Of Syd Mead」(玄光社)翻訳監修
2019: PROGRESSIONS TYO 2019 シドミード展 キュレーター
2020: 「SYD MEAD RETROSPECTIVE」回顧展 @奈良蔦屋書店
2022: 「SYD MEAD RETROSPECTIVE」回顧展 @日本外国特派員記者クラブ
2023: 「SYD MEAD LAB.2024」回顧展 @奈良蔦屋書店
「SYD MEAD LAB.] @東京コミコン 2023
2024: 「SYD MEAD LAB.] @大阪コミコン 2024
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