日本のブートを変えたレーベル

一時期は中古盤で5倍以上のプレミアでも買い手が居た日本のブートレーベルMASTERDISC,レーベル立ち上げ時のリリースは当時の海外ブートに及ばないお粗末なブート。取り扱い店も少なく売れないブートレーベルにデザイン担当とソース担当が加入して新生MASTERDISCがスタートする。このレーベルの売りは製品のバリェーションが豊富な事。コレクター心理を理解した上で商品企画。初回版にスリックケースを導入そして初回リリース分にシリアルナンバーをつける再販分から裏ジャケットを両面印刷してケースを透明ケースに変えたり初回2枚組でリリースしたタイトルを単発リリースにしたり…とにかく再販商品を見た時に思わず買ってしまうアイディアがあるブートレーベルでした。このアイディアを真似したのがVIGOTONEになります。一時期はMASTERDISCのソースをパクったタイトルもVIGOTONEから作られた。このレーベルの活動期間は意外と短い。ビートルズの管理するアップルコアが再活動する事になると権利がゆるい日本のブートやグッズ界隈に法的警告が入る。レーベルにソース提供していた人物が撤退する事になり、準備されてたソースを残してレーベルのブランド変更する事になる。この頃に海外ではジョンバレットテープのブートが作られる事になるがソースが入手出来なかった為にファン離れになり最後はレーベルブランドを使わず残ったソースをブート化してフェイドアウトする事になり、海外レーベルの人気タイトルばかりが日本に入荷流通する。この後は海外大手レーベルにFBIが入る事でブートが変わる話に続くが需要があるならFBIとブート編に続く