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- 44 プシッタコサウルス(Psittacosaurus) 考古学の常。
44 プシッタコサウルス(Psittacosaurus) 考古学の常。
プシッタコサウルス(PSITTACOSAURUS)
鳥脚類/角竜類?/プシッタコサウルス科/体長:2m/名前の意味:オウムトカゲ
1億2,100万~9,900万年前 産出地モンゴル、中国
前足の指の数が他の角竜類より1本少ない4本である。「進化の過程は後戻りすることができない」とされる(ドローの法則)からは他の角竜類が獲得した5本指から4本に戻ることは同類に所属させるについてありえない。前上顎骨(上顎の前部を形成する骨)に歯が無い。このことからこの恐竜は極めて初期の角竜類とみるか、角竜類と分岐する他の恐竜の祖先であるか、いずれかと考えられる。
で、そのような特殊性から、プシッタコサウルス科という独自の科に属しているとされる。この辺が新しい発見や他の分類上の統計的な新説が登場した時、その時点で通用していた分類が動揺する。毎度のことと言えばいえるね。
現在確認されている種は8種類だが、(模式種)はモンゴリエンシスです。このカードが発売されて数年後尻尾の後部に羽毛状の印象化石が発見されており、現在では尾に羽毛状の突起を描くのが増えてきている。櫛状の突起に細かい翅の印象は確認されていないようで、どうも、何の目的なのか、判断がつかない。こういう時決まってフツーに出てくるのはディスプレイ説だね。それにしては地味だけど、案外すごいケバケバの色彩があったのかもしれない。
角竜類と他の恐竜の分岐上の祖先として、案外ド派手な体色であったのかもしれない。その方が面白いだろうけど、目立つと他の肉食恐竜の餌食になるよな。地味な恐竜です。