記憶―Erinnerung

初版 2024/02/19 22:44

改訂 2024/02/19 22:44

                      アントン・ブルックナー/記憶

思い出そうとしているものは何だったのか。

自分を残して周りの全ての人々が老いてゆく。

自分は何ものなのか

自分は彼らにとって何ものでなければならなかったのか

優しげなテーマが繰り返される。
呼び覚ます記憶の端を幼子にしっかりと握られた着衣の裾のように、ふりほどくこともできず、
全てが元に戻るのを願う。

モノフォニックな右手の響きの中に繰り返されながらやがてアルペジオに支えられたテーマは自分がどこに行くべきか、どこに帰るべきか突然思い出したように両手を背中に廻し、その羽に触れる。

その瞬間に
自分はどこに行くべきか、どこに帰るべきか、全ての惑いに答えが溢れ、血の筋の全てにそれは満ちる。

羽ばたきひとつで遙か高みにあった青空は自分のいるべき場所になる。

我が名はLucifer。

かつて光り輝くもの

古生物を中心に動物(想像上のもの)を含め、現代動物までを描くイラストレーターです。
露出度が少ない世界なので、自作の展示と趣味として行っている地元中心の石ころの展示を中心に始めようかと思っています。
海と川が身近にある生活なので気分転換の散歩コースには自然が豊富です。その分地震があれば根こそぎ持っていかれそうなので自分の作品だけは残そうかとAdobe stockを利用し、実益も図りつつ、引退後の生活を送っております。
追加ですが、
古いものつながりで、音楽についてもLabを交えてCD音源の部屋をつくっています。娘の聴いてるような音楽にも惹かれるものがありますが、ここではクラッシックから近代。現代音楽に散漫なコレクションを雑多に並べていきながら整理していこうかと思っております。走り出してから考える方なので、整理するのに一苦労です。

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