内林武史『あの人がみた夢』個展レポート
初版 2022/05/23 01:39
内林武史さんの展示『あの人がみた夢』が5月29日まで開催されています。私は4日に訪問。
南柏駅から、西口にてバスにのって東小学校前で降りてすぐ。
今回は大型展示のため、倉庫が会場。もともと、昨年のGWの予定がコロナ禍での延期でようやく実現でよかったです。
4月の高円寺の通りにあるギャラリーでの展示。
内林さんの作品といえば、都市や機械、宇宙や記憶、時間をテーマとしたオブジェを作成されており、どこかノスタルジーを感じる作風にささる人は多いはず。
私の所持してる作品たち。
今回は建物の一室に共催の奥原しんこさんの絵が飾られており。
隣の暗い部屋に内林さんの作品が飾られている部屋があって。
倉庫の大きいスペースが主要な展示部分で大きな作品が飾られていて。
最後にカフェスペースの奥の部屋に昔の作品の小さめのオブジェが。
さて、今回の主役の作品、球体の『浮遊する都市』は未来都市と産業革命なスチームパンク時代が混ざった感じで。
下部はUFOぽくもあり、『未知との遭遇』が頭に浮かんできた。
また、都市が浮く能力とひきかえに燃料を燃やすことで人が大事な記憶をなくすという漫画、石据カチルの『空中懐古都市』も思い出した。
手塚治虫の『メトロポリス』とか、人によっていろいろ感じるんじゃないかな。
こちらは『都市の断面』。
『屋根裏への階段』は異世界にいざなう感じがすごく好み。1人で留守番とか、怒られてこっそり忍び込んだところに見つけた階段みたい。
私が訪れたのは会期2日目だったので、かなりの時間1人で作品と1対1で浸ることができました。
やっぱり、内林さんの作品を見ていると、自分の中の子ども心が揺さぶられて、ノスタルジックな気持ちになるのですよね。自分の源泉をさぐる心の旅感もある。
暗くなってきた頃が見たかったので、ギリギリまで倉庫内のソファに座ってていいですよとの言葉に甘え、空間を独り占めしてきました。
来週の会期のラストにはチェロの演奏会とのコラボがあるそうです。
また、この会場での今後の作家さんの展示の予定を聞いて、また機会があったら訪れてみたいと思いました。
カフェもメニューに力を入れていて雰囲気もよいので、ゆっくり楽しむのもよさそうです。
#思い出
#内林武史
ofugutan
自然科学オタクな星のソムリエによる、蒐集歴10年以上の博物コレクション。現代版の「驚異の部屋」を目指しています。天文・理科もの、鉱物、英国アンティーク多めです。
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