さいたまミネラルマルシェ2024

初版 2024/03/31 11:07

改訂 2024/03/31 12:27

2024.3.30

さいたまミネラルマルシェ

さいたまスーパーアリーナ

今回初のさいたまミネラルマルシェ参加。この時期に開催しているのはもちろん知ってはいましたが、いかんせん「年度末は忙しいからなぁ…いいや」な気持ちでスルーしていました。

ちょうど4月から昇格、異動もあり、かなり(メンタル的に)厳しい日程でしたが…

年始、同姓の石沼民の方から誘われ、ダブル松ちゃんで参加することに。(仕事のプレッシャーから逃れたい現実逃避)

会場前(消しゴムマジック後)

当日はライブも同時開催だったようで、人だかりができていました。後で聞くと、「午後に裏でさだまさしが歌うらしいよ」とのこと。バンドライブのゲストでさだまさしさんが来ていたのでしょうか?

ちなみに、会場図のステージでは、有名YouTuberが登場していたようで、子どもたちが大階段に座って大騒ぎしていました。

さて、今回のさいたまミネラルマルシェの印象は

①国産鉱物がたくさんある

会場図左上部分、ブース番号がJの部分。ジャパニーズミネラルでJなのです。非常にありがたいことに、国産鉱物だねのブースがありました。品揃えは昨年の飯田橋に近いでしょうか。水晶ももちろんいっぱいありますが、他の鉱物も良品が。東京白丸鉱山の新産鉱物も出ていました。

②海外産鉱物は普段と同じ

他のミネラルショーと同じ業者が出ていることもあり、この点は特に変わりないですね。ただ、Mr.ストーンさんのアホイト、パパゴアイト、ゴボボセブの超濃厚アメシストは圧巻でした。

③熱気がすごい

春休みのため子どもたちがたくさん。国産鉱物ブースでは、70代近い店主が子ども向けに10円で鉱物を販売していました。男子小学生二人で「これがトルマリンで、これが〇〇で…」「まだ50円ある!買える!」と盛り上がっていたのを見て、隣で思わず微笑んでしまいました。私の仕事柄、子どもたちの様子をつい見てしまいました(笑)

また、砂の中から宝探しブース、ハンドメイド作家のマルシェ、占いマルシェと盛りだくさん。会場内は広いドームでしたが、熱気で白くモヤがかかっていました。コミケもびっくり。

ちなみにもうひとりの松ちゃんは前日にも参加済み。国産鉱物について語るその姿に驚きながらブースぐるぐる。私は水晶しか知識がないため(いやむしろ俺より水晶についても詳しいやん…)彼には何一つ歯が立たず。

今回の戦利品はこちら。海外産水晶2つ以外は国産鉱物です。

今回購入はできませんでしたが、キープをお願いした国産水晶が3つあります。それは夏頃に手に入るかな、と。

私の好みとあって、やはり紫水晶関連を手にしてしまいます。

高温石英6点セット
かぐや姫水晶に黄色の鉱物(石膏)
青白く蛍光する
かぐや姫の脈状ver.
こちらも石膏が付いていた
引田鉱山のフラワー?な薄紫水晶
旧タイプ三ツ岩でこの透明度は初めて
小川山の紫煙水晶と言いたい

通常の水晶も購入していますが、これも変わり物。朝飯前の角閃石入りですが、貫入していました。

5cmで大きく、色も内包も申し分なし

この甲武信鉱山の共生盛り盛りセットが今回のベスト戦利品でしょう。虹色方解石玉滴石付きベスブ石・灰鉄柘榴石の上に生えた、柱石付きフラワー水晶です。

共生といい形といい…芸術作品のそれ
どれを見ても素晴らしい自然の「作品」

国産鉱物はいくつか購入しましたが、特にお気に入りはこちら2つ。山口県柳井市の燐灰ウラン石。蛍光させる前から少し黄緑の部分があります。

茨城県常陸太田市の赤瑪瑙ですが、何しろ濃い。瑪瑙の箱の中、これだけ目立っていました。

ここまで濃いものは初めて

海外の水晶。1つは原宿ミネラルマルシェで「UNIVERSE」さんに取り置きをお願いしたこちら。アフガニスタンの煙水晶に、紅水晶の結晶が付いた良品。

もう一方はようやく入手できた、コロンビア産ハロイサイト入り水晶。これまで目移りするような品がなかったのに、どうにもこれが気になりずっと見ていました。店員の外国人の小学生さんが怪訝な顔をして見ていましたが…(笑)

朝飯前と並べてみると、また良き。

どちらも色に惚れたのでしょう

そのうち、ここのミュージアムに海外の水晶も掲載していこうと考えています。その際にしっかり説明しましょう。

本来なら、夏のミネラルマーケットに向けて貯めねばならない中、結果散財してしまいました。また取り置きをお願いしているのも何とも…取り置きしているものは、これまでに無い「目ん玉ひん剥く程の」レア品と個人的に思っているものです。お金を貯めて手に入れるのが待ち遠しいです。

今回のミネラルマルシェは「未来の鉱物コレクター養成イベント」という印象。もちろん私も満足な内容でした。来年も仕事の日程が合えば、現実逃避のためより良い鉱物を手に入れるため参加しようと思います。

「都内某所の松ちゃん鉱山」鉱山主の松ちゃんと申します。

日本各地で採取された水晶の魅力に取り憑かれ、その美しさと希少さを広めるため、日夜現金採取をしております。大量の標本があることから、「鉱山」と標記しております。

館長のきまぐれで撮影、展示となります。

現在、四国島の香川県産水晶、産地が明確に分かる徳島県の水晶を探しております。(2022.10.30)情報をお持ちの方、連絡をお待ちしております。

ご質問や展示依頼は、当館のメッセージ、またはTwitterのDMにて随時受け付けております。

https://twitter.com/Matchan_Mine

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