1984 ポルシェ956 "SKOAL BANDIT"
初版 2023/06/03 08:47
改訂 2023/06/09 22:20
入手したのはおそらく15年以上前かと思いますが、以前から書いている通り、956/962シリーズは自分にとって外せない存在であり、この時もショートテールの956が欲しくなって購入した記憶があります。
このマシンが出場した1984年のニュルブルクリンク1000kmは、前年にステファン・ベロフが驚異の速さを見せたノルドシュライフェではなく、ショートコースを用いて開催されました。
エントリーリストを見てみると、ジョン・フィッツパトリック率いるスコールバンディット・ポルシェチームは、このマシンを含め3台エントリーしていますが、その内の一台は、まだポルシェワークスがWECには投入していない962となっています。
エンジンがシングルターボかツインターボかは不明ですが、ツインターボであれば、先行投入の意味合いが強いと予想され、非常に興味深いです。(家で“積読”になっている956関連の洋書をきちんと読めば、実は理由が書いてあるかもしれませんが・・)
レースは、ポールスタートのステファン・ベロフ/デレック・ベル組が制しましたが、予選タイムで4秒近く離されて10番グリッドからスタートした、ティエリー・ブーツェン/ディヴィッド・ホッブス組が駆るこの33号車が、1000kmを走って約16秒の僅差で2位表彰台を獲得しています。
以前にも書いたかもしれませんが、ショートテールの956は全体的なバランスがミニチャンプスの方が良く、スパーク製のこのモデルはフロントのオーバーハングが少し長過ぎるのとリアウィングの位置が高過ぎる気がしますが、フロントウィンドウ上部の“鉢巻き”が黒から白に変わった後の決勝仕様を表現しており、ロゴがカッコいいスコールバンディットカラーも美しいです。
また、おそらくワークスは使っていない形状のホイールとヨコハマタイヤの組み合わせもきちんと表現されている点がお気に入りです。
Koshichi note
dosankos
2023/06/08 - 編集済み1984年のルマンではジョンフィッツパトリックレーシングからは 33、34、55 の3台がエントリー。
33 と 55 はスコールバンディットカラーで 33 は総合3位に入った 956。
34 はあまり資料が無かったんですが、普通の 956。(赤というか朱い車体に黄色で文字やラインが入っていたと思います)
55 は 962 シャーシに 956 用のエンジンを搭載していました。
レギュレーションの先行投入というより、956シャーシが足りなくて IMSA 用を持ってきた感がありました。
同年総合2位になった 26 スワップショップのもう一台 61 はシングルターボの 962 をそのまんま IMSA クラスとしてエントリーして走らせていました。
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Koshichi
2023/06/09 - 編集済みコメントありがとうございます!
たしかに、プレストン・ヘンの61号車はIMSAそのままですね。リアカウルに“もっこり”がありますもんね😂
シャーシが足りなかっただけなんですねー😅
ル・マンにはワークスが出なかったし、何か裏があるのかと一人で勝手に盛り上がってたんですけどね笑
34号車にはオーストラリアのピーター・ブロックが乗ってますね。55号車はミニカー欲しかったけど買いそびれました😭
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