1976 ポルシェ936
初版 2023/03/31 19:08
改訂 2023/03/31 19:08
![](https://d17x1wu3749i2y.cloudfront.net/2023/03/27/08/11/20/458e627b-6f01-41b8-a628-d3d2e3e61eda/file.png)
1976 ポルシェ936
https://muuseo.com/Koshichi-museum/items/209
![](https://d17x1wu3749i2y.cloudfront.net/2019/04/14/17/49/21/b6dbf4f4-ec76-4c6e-ac17-9e5ed22ca29c/file.jpg)
入手したのは10年以上前のことと思いますが、70年代のスポーツプロトタイプカーに興味があり、936シリーズを集めていた時期に入手したものです。
1976年のル・マンは、前年の興行的な失敗を受けて、エントリーできるカテゴリーを大幅に増やした結果、NASCARまでもが参戦することになりました。(100回大会の今年もNASCARが出ますね。)
燃費規制が撤廃されたことから、前年は出場を控えたターボエンジン勢が復活し、ポルシェがオープンプロトタイプの936とシルエットフォーミュラの935を、ルノーがA442を持ち込みました。
予選では地元の期待を背負ってルノーがポールポジションを獲得しますが、グループ6のぺったんこなマシン達に混じって、シルエットフォーミュラの935が予想外の速さを見せてセカンドロウに食い込みます。
決勝は、たった一台のエントリーだったルノーが暑さにやられてトラブルで脱落し、前年優勝のミラージュやイナルテラなどが奮闘しますが、ポルシェ936が終始レースをリードする展開となりました。
ジャッキー・イクスが駆るこの20号車は、終盤にエキゾーストパイプが割れるトラブルが発生しますが、それでも2位とのマージンは十分で、ル・マン3勝目をマークしました。
相方のギース・ファン・レネップも2勝目を挙げましたが、レース後に引退しました。
この20号車は、ターボエンジン搭載車としては、ル・マン史上初の優勝車となりました。
モデルは、繊細な作り込みのイメージがあるTrofeuらしく、細い部分はきちんと細く、低い部分はきちんと低い作りで、936が持つぺったんこな感じがよく再現されています。
より流麗なシルエットとなるこの後の936と違い、シルエットに未完成感を感じるところが逆にカッコいいです。
お気に入りポイントは、コックピットの後ろに天高くそびえ立つエアインテークと、空気をすくい上げるような形のフロントノーズです。
過去に何度か撮影に挑みましたが、カッコ良く撮ることが出来ず、アップするのに時間がかかりましたが、ル・マンを語る上では外せない、お気に入りの一台です。
Koshichi note
![Default](https://d3caz7hhiepl95.cloudfront.net/assets/user/default-6344dcd9594efe2c770024a51c383175.png)