1974 マトラ・シムカMS670B "GITANES"
初版 2020/02/21 08:15
ル・マンで優勝したマトラの中では、2番目に入手したモデルです。
1974年シーズンにマトラは、フロント周りとドライバー後部に位置するインダクションポッドを変更した670Cを投入しますが、ル・マンでは耐久性を考慮したのか、見た目は670Cながら中身は前年同様にポルシェのミッションを搭載した670Bを使用したようです。
この年のル・マンは、フェラーリがF1に専念するため撤退し、アルファロメオも直前になって撤退したため、総合優勝を狙えるマシンはマトラのみとなりました。
決勝では、サイドラジエター仕様の新型MS680も投入しましたがリタイアに終わり、最終的には去年と同じペスカロロ/ラルース組が優勝してマトラが3連勝を飾るとともに、ペスカロロも3連勝を飾る結果となりました。
モデルは、冒頭に触れたフロント周りやインダクションポッドもきちんと再現してあり、3台を並べて見比べると非常に楽しいです。
マトラはブルーのボディに識別用として白、黄、緑のラインをそれぞれ入れていますが、モデルを並べると、ル・マンウィナーは全て緑のラインが入ったマシンであることがわかり、マトラとペスカロロに幸運を運んだ緑なんだなぁと妙に感激した、お気に入りの一台です。
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