1990 ジャガーXJR-12 "Silk Cut"
初版 2020/01/16 22:45
入手したのはけっこう昔のことで、グループCカーを揃えていこうと思い、購入した記憶があります。
この年のル・マンは、ユーノディエールに2つのシケインが設置されたことが大きな出来事でした。
そして、メーカーが自由にエンジンを用意して燃費競争として競い合っていた選手権が、F1と同じ3.5ℓNAエンジンに統一され、燃料制限の無いスプリントレースとなることが決まったため、盛況だったグループCカテゴリーの最後とも言えるレースとなりました。
レースは、日本のバブル景気に乗って相当な熱の入れようだった日産が優勝候補の筆頭でしたが、フタを開けてみるとチーム内の内紛がひどく自滅状態となったのに対し、選手権用のXJR-11ではなく、デイトナ24時間を制するなど実績のある7ℓV12エンジンを搭載したXJR-12を使用して堅実な作戦を採ったTWRのジャガーが、トム・ウォーキンショーの狙い通りの展開となり勝利を決めました。
モデルは、"SILK CUT"カラーである点は1988年のウィナーと変わりませんが、細かなところを見ていくと、ユーノディエールが分割されたことを示すかのようにリアウィングがハイダウンフォース仕様になっていたり、ホイールがメッシュになっていたりして、並べて見比べるのが非常に楽しい一台です。
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