ユンカースJu87B-1「シュトゥーカ」(Junkers Ju 87 Stuka )StabⅡ,/St.G 77,Breslau,Germany 第77急降下爆撃航空団第Ⅱ飛行隊 (ブレスラウ)ドイツ 1939年

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Jumo 211 D 1,200PS(883kW、1,184hp)エンジンを搭載しており、再設計された胴体と着陸脚を装備していた。この新型の機体はスペインでテストが行われ、十分な性能を証明し一月に60機生産されることになった。その結果、第二次世界大戦の開戦時にはドイツ空軍は336機のJu 87 B-1を所有した。B-1型には「ジェリコのラッパ」と呼ばれる威嚇用吹鳴機(サイレン)が取り付けられていた。これは直径0.7mのプロペラの風切り音を利用したもので、敵の士気を低下させ、かつ急降下爆撃の威圧的な影響を増強するために使用された。しかし、このプロペラには空気抵抗で約20-25km/hほど機の速度が落ちてしまう問題があった。そのため、後には爆弾の安定板に風切り音を発生させるホイッスルが取り付けられた。1937年7月までに89機のB-1型がユンカース社のデッサウの工場で、ほかの40機がブレーメンにあるWeserflugの工場で製造された。1938年4月以降はWeserflugの工場で生産が行われた。しかし、352機のJu 87 B-1が1940年3月までユンカースの工場で生産されている。1938年8月から1940年3月までの間、Weserflugの工場では740機のJu 87が生産されている。

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