大辞典データ-File No.001 精工舎/企業時報/ニワトリ編
初版 2023/04/22 01:40
改訂 2024/02/21 01:12
1953年(昭和28年作品) ナレーター 片岡千津子
どんなものでも始まりというものはあるものでこれは日本ではじめて製作されたテレビCMとまさに記念すべき作品です。この時報シリーズは全8種類が作られてローテーションでOAされました。 ここで取り上げたCMは正式には第一号のCMではありませんが、記録上は第一号となっています。というのも、昭和28年8月28日の第一号は音は出ず、しかもタイトルも逆になってしまいOA失敗となりました。その為このCMが オンエアー第1号と呼ばれ現在に至っています。その他は紛失やフイルムの劣化などで廃棄処分されてしまい現在はクロック編や国鉄つばめ号編そして箪笥編など もあります。ちなみに本来の第一号のウオッチ編はCM50年史に画像とスクリプトだけ掲載されています。昭和のCF100選にはこのCMの顛末が下記のように記載されています。 昭和28年服部時計店時報No1製作記録 6月26日 電通映画社 小畑重役と面談。 TVCM作業の研究を依頼される。 7月8日 電通本社CM企画委員会に出席、席上服部片山部長よりラジオ時報同様TVも毎日正午(ウオッチ)PM7時(クロック)2回時刻放送を行うことに決定と発表される。 7月26日 CM原案粗稿上がり、日動映画社(東映動画の前身)スタッフの技術を 採用することに決定。 7月29日 薮下氏と同道、建設中のNTVを訪問。 技術担当技師と時報映像のメカニックを見学懇談。 8月8日 服部本社にて撮影用「ウオッチ」「クロック」選択決定。No1CMのモデルとして 透明懐中時計の採用を決定借用する。 8月13日 CM1号完成試写、於PPC試写室。 8月28日 NTV開局放映開始、12:00時報No1放映。 <椿事、珍事、惹起>昭和28年の頃は16mm映画フィルムの作業は技術的に未熟で あったので35mmフィルムで撮影した関係上フィルムのバーホレーションは両側にある。 16mmではバーホレーションは1箇所であるから映写機に掛け間違いはできないが 35mmでは間違って裏掛けすればサウンドが反対になるので音はスリットがないから 出なくなる。音は出ず、タイトルは逆になってしまってアレヨアレヨと言う間に 放映は終了。スタッフ一同がっくりとお粗末の一席になってしまった。とのことでした。ナレーターは片岡千津子さんでした。
令和2年9月8日 本文作成。
mannen
過去のコレクションを公開してみました。ブンダーカマーに近いかなぁ(笑)
某チョコは2015年ぐらいでやめました。40年以上集めていましたが・・・。
デザインの適当さと商品の売りかたの適当さで嫌気が差しました。
切手も40年以上あつめています。まぁ、抜けてた時代も結構ありますが
まだ続けています。切手も最近のものはあまりよくないです。
日本のTVCMも集めています。こちらはダイアリーが主体になると思います。
すべての展示品のレア度はすべて1です。
わたしは手に入れているのと、感じ方は人それぞれなので(笑)
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