クロノスとカイロス
初版 2023/12/20 14:33
改訂 2023/12/20 14:43
クロノス(Chronos)とは、時計が刻む時のことであり、客観的な時間を意味する。
クロノス時間は、過去から未来へと一定の速度・一定の方向で機械的に流れる時間のこと。時計が刻む一定の時、客観的な時間を指し、社会活動する上で欠かせないものです。
カイロス(Kairos)とは、なにかを経験しているときに自覚する時のことで、主観的な時間を意味する。
たとえば、楽しい時間はアッという間に過ぎてしまう、 日本昔話の「浦島太郎」の物語そのものです。 一方、待ち時間などのヒマな時間は長く感じる。
時の流れの感じ方は人ぞれぞれ・状況次第であり、その時をどのように過ごすのかによって感じ方は違う。
カイロス時間は、自分自身がどう感じるのか、時間をどう過ごすか、その人の感情に作用しており、チャンスと密接に関係していると言われている。
クロノスとカイロス
クロノス時間は、客観的な時間であり、社会活動する上で欠かせない時間。
カイロス時間は、主観的な時間であり、自分が主体となって過ごす時間。
クロノスとカイロス、いずれも重要であり、どちらか一方だけでは成立しない。
人生を楽しむには、粛々と流れる「クロノス時間」の中で、
自分が主体となった「カイロス」自分時間を大切に過ごすことで、人生は豊かになる
「クロノス」ばかりに時間を奪われぬよう、意識することでしょう。
ギリシャ神話に「クロノス」と「カイロス」と言う言葉が出てきます。
どちらも時を司る神です が、内容が異なります。クロノスは白髪の老人の姿で表されている。
参考:Chronos (https://musicandsunshine.com/)
カイロスは前髪しかない青年の姿で描かれている、私たちが「今だ」と感じるタイミングを表しています。「チャンスの神には前髪しかない」というのはカイロスのことで、「今だ」と思った瞬間につかみ取らないともうそのチャンスを手にすることはできないという意味だ。